痛くない歯科治療の方法
最近痛くない歯科治療が増えています。歯科医院で行われる無痛治療には、大きく分けて4種類あります。まず麻酔による治療です。麻酔薬や麻酔の仕方、正確さに関しては歯科医師によって異なります。
まず歯茎にジェル状の表面麻酔をして、注射針で局所麻酔をします。注射針は先端が極細で、麻酔液を電動で一定のスピードで注入すれば、麻酔時の痛みも少ないです。麻酔の費用は保険が適用されます。注射で麻酔を受けるのが苦手な人や、高血圧など持病を持っている人には、笑気吸入鎮静法を用います。
花から笑気ガスを吸い込むことで、リラックスして痛みや治療への恐怖心が緩和されます。意識は数分間で戻り、費用は2000円程度自己負担です。その他にも麻酔医によって少量の精神安定剤を静脈に打たれる静脈内鎮静法や、全身麻酔があります。次にレーザーによる治療です。
患部にレーザーを照射して、殺菌や止血を行います。また化膿している歯茎の切開など外科的処置にも使われます。しかし深い虫歯には対応しておらず、機械で削るより治療時間が長引きます。そしてエアーブレーションです。
細かい粉末を圧縮した空気で噴射して歯を削ります。導入している歯科医院はそれほど多くなく、費用は自己負担が一般的です。さらに抗菌剤を使った治療もあります。代表的な治療法は3Mix法で、薬を詰めるだけで殺菌効果によって虫歯が治ります。
歯を削ったり抜いたりしないで、より負担を抑えながら虫歯治療ができます。