歯科診療所の数はコンビニエンスストアよりも多い
歯科診療所の数はコンビニエンスストアよりも多くなっていると言われています。その結果、歯医者の数は多いのに患者数が急激に増えるものではないため、歯科診療所を開設しても開店休業状態となり、歯科医師になるための大学費用や歯科診療所開設にかかった費用を回収できず、自己破産するところが後を絶たないと言われてきています。患者数が伸び悩んでいる原因は、腕のいいところに集中して患者が通っているという現状があり、また、患者が治療後似合っても定期的に歯のメンテナンスのため、通い続けることが挙げられるところです。つまり、患者を囲い込んでしまうことになり、他の医療機関に受診することがあまりなくなるような現象を生んでいるわけです。
この傾向は今後も続くとみられ、開業医を目指さずにむしろ勤務医になる人も増えてきました。腕のいいところで評判のところにあっては患者が一定数見込めるため、勤務医となっても相応の給料が見込めることから、開業医に無理してまでならなくてもいいと考える人が出てきています。ただ、これからの日本は全国各地で人口減少が進んでいきます。比例して歯医者に通う人も減少するわけですから、腕がよいところであったりあるいは設備がいいなどの他の医療機関とは異なるところでないと、その地域で生き残っていくことは至難となることでしょう。
患者側からすれば、歯科医師や衛生士などの人材が豊富でかつ設備もいいところを選べば、いい歯医者に巡り会える可能性が高くなるというわけです。