歯科診療所のこれから

歯科診療所は、町のいろいろなところで見かけるようになりました。それだけ開業医が多いということの証左でもありますが、患者数はむしろ人口減少時代に入っていることもあって、数は増えていません。つまり、競争が激しくなる一方だということです。このような情勢から歯科診療所の中には、従来のようにただ患者を待つだけではなく、福祉に関する事業所と密接に連携をとるところも現れてきています。

つまり、たとえば介護の施設系の事業所において、そちらに出向いて介護利用者の歯科を受け持つといったように、その地域に根ざして努力を自ら行うところが出てきているわけです。介護事業所との連携だけではありません。訪問診療ということで患者の自宅に歯科医師等が訪れて、患者の自宅で歯の治療を行うという対応を行うところも現れてきています。特に高齢者等の患者からすれば、通院に赴く時間が必要なくなり、また通院にかかる時間や交通費などを節約できるメリットもあることから、交通の便が多少悪いようなところなどを中心にして、需要があると見込まれているところです。

このように、患者をただ待つという姿勢だけでやっていけるところは少なくなりました。今後は歯科診療所側から積極的に患者獲得のために、動いていくことが非常に重要な時代になってきています。この傾向は少子高齢化が進む日本では、提供する側と提供を受ける側の両方にとってメリットが大きく、特に医療機関側にとっては他の医療機関との選別として、見られることにつながりやすいと言えるものでしょう。渋谷の歯医者のことならこちら